手足に力が入りづらい、物を持ちにくい、歩くときに足がうまく動かないといった症状は、さまざまな原因によって起こります。脳や脊髄、神経、筋肉の病気だけでなく、内科的な病気が関係していることもあります。
特に、これまでなかった力の入りにくさが急に現れた場合には、脳卒中などの可能性もあります。症状が続いている場合や徐々に悪化している場合も、原因を確認するために一度ご相談ください。
手足に力が入りづらくなる原因はさまざまです
手足に力が入りづらくなる原因はさまざまです。症状が片側に出ているのか、両側に出ているのか、手と足のどちらに強いのか、また、しびれや痛みなどを伴うかによっても考えられる原因は異なります。
脳や脊髄、神経の病気だけでなく、筋肉や内科的な病気が原因となることもあります。
脳が原因の場合
手足に力が入りづらくなる症状は、脳卒中などの脳の病気によって起こることがあります。特に、片側の手足に突然力が入らなくなった場合には注意が必要です。
脳腫瘍など、脳の病気が原因となって徐々に筋力が低下することもあります。力の入りづらさに加えて、ろれつが回りにくい、顔のゆがみ、言葉が出にくい、意識がぼんやりするといった症状がある場合は、早めの医療機関への受診が必要です。
脊髄や神経が原因の場合
脊髄や神経が圧迫されたり障害されたりすると、手足に力が入りづらくなることがあります。頚椎症性脊髄症や頚椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など、脊椎・脊髄の病気が原因となることがあります。
また、末梢神経の障害によって、手や足の一部に力が入りづらくなる場合もあります。しびれや痛み、歩きにくさなどを伴う場合には、症状の部位や経過を確認し、原因を調べることが大切です。
筋肉や末梢神経が原因の場合
手足に力が入りづらくなる原因として、筋肉そのものの病気や、脊椎・脊髄から離れた末梢神経の障害が関係していることもあります。
末梢神経の障害では、手足の一部に力が入りづらくなったり、しびれや感覚の変化を伴ったりすることがあります。また、筋肉の病気では、左右両側の筋力が低下するなど、異なる特徴がみられる場合があります。
症状の現れ方や経過を確認し、必要に応じて専門的な検査や医療機関での評価につなげることが大切です。
内科的な病気が原因の場合
手足に力が入りづらくなる症状は、甲状腺の病気や電解質の異常、栄養状態の問題など、内科的な病気が原因となることもあります。
また、全身のだるさや疲れやすさを伴う場合には、筋力低下だけでなく、全身の状態を確認することも大切です。症状が続く場合は、原因を確認するために一度ご相談ください。
このような症状がある場合はご相談ください
手足に力が入りづらい症状が続いている場合や、徐々に悪化している場合は、一度ご相談ください。
特に、次のような症状がある場合は注意が必要です。
- 片側の手足に突然力が入らなくなった
- 手足が動かしにくくなった、物を落とすことが増えた
- 歩きにくくなった、階段の上り下りが難しくなった
- しびれや痛みを伴っている
- 手足の力が徐々に弱くなっている
- ろれつが回りにくい、顔のゆがみ、言葉が出にくいなどの症状を伴っている
特に、突然の手足の脱力に顔のゆがみや言葉の障害などを伴う場合は、脳卒中の可能性があります。緊急性があるため、速やかに医療機関を受診してください。
当院での診療
手足に力が入りづらい症状についてご相談いただいた場合、症状が現れた時期や部位、左右差、しびれや痛みなどの有無を確認し、原因を考えながら診察を行います。
必要に応じてMRIなどの画像検査を行い、脳や脊椎・脊髄などに病気がないかを確認します。より専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、専門医療機関へご紹介します。
よくある質問
- 手足に力が入りづらいのは、脳の病気が原因ですか?
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脳卒中などの脳の病気が原因となることがありますが、脊椎・脊髄や神経、筋肉、内科的な病気など、原因はさまざまです。症状の現れ方や経過などを確認し、原因を考えることが大切です。
- 手足に力が入りづらい場合、MRI検査を受けた方がよいですか?
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MRI検査が必要かどうかは、症状の部位や左右差、経過、ほかの症状などによって異なります。診察のうえ、必要に応じてMRIなどの画像検査を行います。
- 急に手足に力が入らなくなった場合はどうすればよいですか?
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突然、片側の手足に力が入らなくなった場合は、脳卒中の可能性があります。特に、顔のゆがみやろれつが回りにくい、言葉が出にくいなどの症状を伴う場合は、緊急性があるため、速やかに医療機関を受診してください。
