けいれんは、突然、手足がガクガクする、体が硬くなる、意識がなくなるなどの症状として現れることがあります。けいれんの原因はさまざまで、てんかんだけでなく、脳卒中や脳腫瘍などの脳の病気、発熱や代謝異常などが原因となることもあります。
初めてけいれんを起こした場合や、意識を失うなど気になる症状があった場合には、原因を確認するために医療機関を受診することが大切です。
けいれんの原因はさまざまです
けいれんは、脳の神経細胞の異常な活動によって起こる場合だけでなく、さまざまな病気や体の状態が関係していることがあります。けいれんの起こり方や意識の状態、発症時の状況などを確認することが、原因を考えるうえで重要です。
てんかんによる発作
てんかんは、脳の神経細胞が異常な電気活動を起こすことで、繰り返し発作を起こす病気です。手足がガクガクする、体が硬くなるといったけいれんだけでなく、意識が途切れる、反応がなくなる、突然ぼんやりするなど、さまざまな発作の形があります。
一度けいれんを起こしただけで、すぐにてんかんと診断されるわけではありません。発作の状況やこれまでの経過を詳しく確認し、必要に応じて脳波やMRIなどの検査を行い、てんかんかどうかを判断します。
脳の病気が原因の場合
けいれんや発作は、脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷など、脳の病気や過去の脳の障害がきっかけとなって起こることがあります。
初めて発作を起こした場合には、発作そのものだけでなく、その背景に脳の病気や構造的な異常がないかを確認することが大切です。症状や診察所見に応じて、MRIなどの画像検査を行います。
発熱や体の状態が原因の場合
発熱や感染症、低血糖、電解質の異常など、体の状態が大きく変化した際に、けいれんや発作が起こることがあります。このように、急性の病気や代謝異常などに伴って起こる発作を「急性症候性発作」と呼びます。
この場合は、発作そのものだけでなく、発熱や感染症、血糖値や電解質など、発作を引き起こした原因を確認することが重要です。原因によっては、てんかんとは異なる対応が必要になります。
このような場合はご相談ください
次のような症状がある場合は、原因を確認するために医療機関を受診することをおすすめします。
- 初めてけいれんや発作を起こした
- 意識を失ったり、突然反応がなくなったりすることがある
- 手足がガクガクする、体が硬くなるなどの発作を繰り返している
- 発作の後に、しばらく意識がもうろうとする、強い眠気が続くなどの変化がある
- 発作のような症状があったが、原因がよく分からない
- 過去に脳卒中や頭部外傷、脳腫瘍などの病気がある
特に、初めてのけいれんや意識消失では、てんかんだけでなく脳の病気や全身の状態が関係している可能性があります。症状があったときの状況や経過を確認し、必要に応じて検査を行うことが大切です。
当院での診療
けいれんや発作についてご相談いただいた場合は、発作が起こったときの状況や意識の状態、発作の持続時間、これまでの経過などを詳しく確認し、神経学的な診察を行います。
必要に応じてMRIなどの画像検査を行い、脳卒中や脳腫瘍など、発作の原因となる脳の病気がないかを確認します。てんかんの診断には脳波検査などが必要となる場合もあるため、専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、専門医療機関へご紹介します。
よくある質問
- 一度けいれんを起こしたら、てんかんですか?
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一度けいれんを起こしただけで、必ずしもてんかんとは限りません。発熱や低血糖、電解質異常、脳卒中など、一時的な病気や体の状態が原因で発作が起こることもあります。発作の状況やこれまでの経過を確認し、必要に応じて検査を行ったうえで、てんかんかどうかを判断します。
- けいれんがあった場合、MRI検査は必要ですか?
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必要かどうかは、発作の状況や診察所見、これまでの病歴などによって異なります。初めての発作では、その背景に脳の病気や構造的な異常がないかを確認することが重要で、必要に応じてMRIなどの画像検査を行います。てんかんの評価では、脳波検査が必要になる場合もあります。
- けいれんが起きたら、どのような場合に救急受診が必要ですか?
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けいれんが長く続く場合、発作が繰り返されて意識が戻らない場合、呼吸が苦しそうな場合、発作後も意識が戻らない場合などは、緊急の対応が必要になることがあります。また、初めてのけいれんや、頭を強く打った後のけいれんなども、速やかな医療機関での評価が必要です。
